【お遍路に行く2】四国八十八箇所第七十番札所・本山寺

行ってたのは平成31年1月13日。
お遍路遠征九回目。この日、四つ目のお寺です。

四国八十八箇所 第七十番札所
七宝山 持宝院 本山寺(しっぽうざん じほういん もとやまじ)

前の札所からは車で約10分程で到着。道路を挟んで山門前に駐車場がありました。

本山寺と言えば五重塔。ちなみに五重塔が見られるのは、四国霊場では、竹林寺、志度寺、善通寺とこの本山寺の四寺のみです。

まずは仁王門から。こちらの仁王門は国の重要文化財に指定されていまして、室町時代中期の建造だそうです。

和様、唐様、天竺様という3つの様式の山門で、しかも全国でも例の無い八脚門。境内へ入る前から興奮しますねぇ(笑)。

天正の兵火で数多くのお寺が焼失してしまったんですが、こちらの本山寺は災禍を逃れた事で、貴重な建造物が今も数多く残っています。

長宗我部軍の兵士が攻め入った際の「太刀受けの弥陀」のエピソードが有名ですが、書くと長くなるので興味がある方は調べて下さい(笑)。

仁王門を抜けると、広大な境内が広がっています。五重塔も見えますね。正面に見える建物が本堂です。

仁王門から入ってすぐ左手奥には、阿弥陀堂と鎮守堂からあります。雰囲気のある佇まいですね。

参道を本堂の方へ向かうと、その途中の脇に逸れた所に手水場があります。奥に見える建物は十王堂。

こちらが十王堂を正面から撮ったもの。江戸時代中期の建立。

鐘楼は先程の十王堂と反対側にあります。奥に見える門は大門といい、江戸時代後期の建立。ちなみに鐘楼は江戸時代中期の建立。

参道を真っすぐ進んだ所に本堂があります。こちらの建物は鎌倉時代の建立で国宝に指定されてます。

五重塔はもちろんですが、建立時そのままの姿をとどめた本堂も見所の一つ。風格のある佇まいは写真では伝わらないので、実際に是非見て欲しいですね。

本堂を十分に堪能した後に参拝しました(笑)。

こちらの御本尊は四国霊場唯一の馬頭観世音。慣れない真言に少し戸惑いました(笑)。

次は大師堂へ参拝。本堂の少し手前にありました。

大師堂脇には修行大師像。奥に見えてる建物が本堂。

本堂の脇には本尊である馬頭観音にちなんだ馬の像が二体ありました。

境内図を発見。最盛期には20を超える坊を持つほどに隆盛を極めたとか。

五重塔は本堂横にあります。近くで見ると大迫力!この横にある道を奥へ行くと納経所があります。

こちらの本坊の中に納経所がありました。

一休小僧は見当たらず、代わりにこちらのが居ました…。正式名称は分からず。最近は一休小僧の老朽化が激しく、撤去されてるお寺が増えてる様な気がします。寂しいなあ…。

納経所で無事御朱印を頂いた後は七十一番札所へ向かいました。続く…。

本山寺DATA
本尊:馬頭観世音菩薩
真言:おん あみりどう どはんば うんばった そわか
宗派:高野山真言宗
開基:弘法大師
御詠歌:本山に たれか植えける花なれや 春こそたをれ手向にぞなる
電話番号:0875-62-2007
住所:香川県三豊市豊中町本山甲1445
駐車場:25台(境内まで徒歩1分・無料)
宿坊:なし

 

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